2015.11.14

逸品ルース紹介

今回は新入荷石も含めて展示会でしかご覧いただけないルースたちをご紹介させていただきたいと思います。
インフォメーションでもご案内させていただいておりますように
来年１月２０日（水）～２３日（土）に東京ビッグサイトで行われますIJT（国際宝飾展）へ出展いたします。
また来月からは百貨店との共同展示会などイベントも始まります。
これにあわせて新作ジュエリーの製作や新入荷の逸品ルースも集まってまいりました。
１０００万円を超えるような高額ルースも多数ございます。

非加熱タンザナイト　21.35ct　（タンザニア産・無処理）

２０ctを超えるサイズの非加熱でこれ程までにブルーの発色をするゾイサイト（タンザナイト）は、
ほぼ見ることのないルースといっても過言ではないでしょう。
写真では写しきれませんが、太陽光では鮮烈な青が差します。

ただ者ではない存在感を放つ逸品、究極と呼ぶに相応しいタンザナイトです。
高彩度かつ高濃度でありながらも加熱のタンザナイトとは一線を画す重厚なブルー、
クリーンなマテリアルと限界まで整えたカットスタイル。
ジュエリーに仕立てた時の圧倒的なオーラは想像に難くありません。

パープルレッドインペリアルトパーズ　4.57ct　（ブラジル産・無処理）

毎回展示会でも好評を博しているルースです。
クオリティーに関してはお写真通り、両サイドの色だまりに真紅の光彩が宿る美しい逸品。
時間・光源とともにうつりゆくトパーズならではの色の漂い方が申し分ありません。

インペリアルトパーズの中でも２％以下の産出とされるレッド系インペリアルトパーズ、 ほぼブラジル・オーロプレトー地区が世界で唯一の産地です。

年間でも数十ピースしか産出されないと言われている大粒レッドインペ、 中でもパープル系統の地色を持つルースは非常に希少です。

またトパーズに関しては別のブログでの紹介にゆずりますが、 インペリアルトパーズには大きく分けてシェリー系、ピンクパープル系が存在します。
産出量の比率は約９：１、それぞれの色味が最も濃くなった宝石がレッドです。
つまり数字上ピンクパープル系のレッドインペは２％しか産出しない希少なレッドインペの中でも、 更に１割ほどしか出現しない大変貴重なカラーということになります。

パープル系のインペは小粒の石でも年間を通して数ピース見かけるかどうかというレベル、 5ctに迫るレッドの逸品ともなればもはや幻の宝石です。

是非機会のあるうちにご覧になってみてください。