OWNER'S DIARY > 2015 > レアカラートルマリン2種
2015.07.14
レアカラートルマリン2種
パライバトルマリンの産出により色石の中でもトルマリンの人気は定着したように思えますが、
実はトルマリンはかなり奥深い宝石なのです。
様々な成分が混じりあって結晶を構成する固溶体であるトルマリンには
無い色は無いと言われるくらい様々なカラーが存在します。
そのなかでもレアカラーを探すのがラ・レジョンの役目!?ではないかと考えています、
実際ジュエリーとしてご用意のあるトルマリンもかなり入手困難な宝石ばかり。
ですが今回は普段展示会でしかご覧いただけないラ・レジョンのルースコレクションの中から、
大粒のレアカラートルマリンを2石ご紹介させていただきたいと思います。
ブルートルマリン 5.39CT
写真では少し濃いめに写っていますが、実際には彩度の高いコバルトブルーの差す美しいブルートルマリンです。
インディゴライトのような暗さが無くグリーン味を噛まないブルートルマリンはかなり希産です。
パライバトルマリンの青色ともインディゴライトの藍色ともまた違ったレアカラー、
コバルトスピネルをも彷彿とさせる非常に美しいテリ輝きの魅力的なトルマリン。
サイズも5CT以上ありますのでジュエリーにされたら素晴らしい逸品になることは間違いありません。
シュープリームラインでのお仕立て込で200万円(税別)です、入手困難な1石ぜひご覧になってみてください。
ミントグリーントルマリン 7.40CT
こちらも写真が濃いめに写ってしまっていますが、実際はもう少し淡い目のミントグリーンです。
何とも言えないネオン感を伴ったような美しい煌めきを見せるミントトルマリン。
発色の良い明るく優しいペールグリーンに、ほんの一滴ブルーの滴を落としたかのような絶妙なカラー。
数あるグリーントルマリンの色相の中でも青味を伴うミントカラーは非常に希産です、
1~2CT前後の石が大半で7CTを超えるミントグリーントルマリンは目にする機会すらほとんどありません。
マスターカッターのカッティング(ロシアンカット)もまた石の魅力を最大限に引き出しています、
トルマリンがここまで輝く石だったのかと改めて認識させられた1石です。
こちらも次の無い宝石、シュープリームラインでのお仕立て込みで250万円(税別)です。